干柿を頂いた。 うれしい。 朝、「うちが燃えてるかも。みてきてほしいー」と 出先の友人から切羽詰まった電話。 寝グセでベートーベンばりの髪に ちゃんちゃんこを着たまま大慌てで飛び出した。 家は無事。ほっ ガスメーターが動いてないのを確認して帰ってきた。 すると。 お向かいの奥さんに遭遇。 この格好なので消えたかったが やむおえず挨拶すると 「干柿いりませんか」と。 ここ熊本では多くの家の軒先に 干柿がぶらさがっている。 (日本全国、田舎とはそういうものだろうと推測) こんなにあちこちにぶらぶらしてるのは 今まで住んだ東京や大阪ではお目にかかれない光景だ。 今まで干柿づくりといえば 学校で「体験」として教えてもらうか 大地を守る会の干柿づくりセットで作るものだった。 東京の娘の学校では 一年の頃から毎年、干柿づくりをしていて 娘は私なんかよりよっぽど 「日本の暮らし」が見についているけれど それでもそれは「学び」。 干柿づくりが「習慣」としてごく当たり前にある人々の中にきて 受け継がれている干柿って いいもんやなあと思っている。 まあ、おじいちゃんおばあちゃんは 食べ切れるかどうかは御構い無しに 渋柿をみるととにかく剥いて干す という作業に熱中してしまうらしく 家族の人たちからは そんなに干してどうすると?!ということに 毎年なるという話も聞くけれど。 お向かいの奥さんからは もう食べれるから 食べたい時にちぎって食べてね。と。 二本分の干柿をいただいた。 私の父がお正月まえになると 「干柿買ってくれ」と母に言っていたのを思い出す。 あの頃、私は干柿が嫌いで 父がそういうのが謎だった。 そんな私がこんなに干柿を喜んでるんだから 年をとるって不思議だねえ。 ちなみに。 低学年の頃は干し柿が大好きだった娘。 今は「もう飽きた」と冷たいことを言う。 追記。 三週間もの。 じゅわーっとこんなかんじ。 おいしーーーー 娘もこの美味しさに改心し ばくばくいってます。
by masapon9112
| 2012-12-10 10:13
| おいしいもの
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